薬のリスク「危険な飲み合わせ」

グレープフルーツが危険な要因に

「高血圧症」と診断され、病院でもらった血圧を下げる薬。健康を考えて毎朝飲んでいるグレープフルーツジュース。一見、何の関連性もないように思えるが、危険性をはらんでいる可能性があります。高血圧症や狭心症の治療に使われるカルシウム括抗薬は、細胞に出入りするカルシウムに作用して、高血圧を抑えたり、心臓の負担せ軽くするはたらきがあるありますがグレーフルーツジューと一緒にのむと効き目が強くあらわれすぎることがあります。
高血圧の治療に使われる薬について
血圧が急激に下がることで起こる低血圧症がおもな症状で、目まいや立ちくらみ、ひどいときには臓器不全やショツク症状におちいることもあります。

薬と食べ物の食べ合わせ

「天ぶらとスイカ」といわれる食べ物のよくない食べ合わせのように、薬にも「のみ合わせ」があります。場合によっては、それで薬の効き目が弱くなったり、逆に強い副作用が出たりすることがあるのです。のみ合わせには、薬を服用するときの「飲み物や食べ物との相性」、異なる病気が重なっているときに服用する「薬同士の相性」があります。

飲み物や食べ物、または他の薬の持つ作用が薬の効果を邪魔したり、あるいは効き目を強くしてしまうのです。からだの中に入った薬が、体内で相性の悪い化学物質に出合い、有害な化学反応を起こすケースもあります。近頃、このような薬同士をのみ合わせたことによる事故が多発しています。そのため、厚生労働省では薬同士をのみ合わせたことによる症例報告を募り、注意を呼びかけています。

たとえば、こんなことも「のみ合わせ」の弊害です。ついやってしまうことのひとつとして、薬をお茶やコーヒーで流し込むこと。なぜ、お茶やコーヒーがいけないかというと、カフェインによる利尿作用があり、薬の成分が尿として早めに出てしまうからです。

また、お茶に含まれるタンニンは、貧血症の人がのむ鉄剤の吸収をさまたげることもあります。先のリスクケースであげたグレープフルーツジュースと高血圧症の薬をのみ合わせることも危険なことで知られています。からだのためにビタミンを摂ろうとしても、薬によっては相性の悪いものがあるのです。ただし、高血圧症だからといって絶対にグレープフルーツジュースを飲んではいけないわけではありません。さまざまな高血圧症の薬の中でも、特にカルシウム括抗薬を処方されているときに限り、薬と一緒にのむことはやめ、薬をのんでから2時間以上の間隔をあければいいのです。